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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
合縁奇縁
63
古の世に滅んだとある国の王女ベロニカ。現代に生きる少年・皆見晴澄は、彼女の死の間際までの記憶を幼い頃から持っていた。晴澄自身、自分の記憶の中にある出来事を信じ切れず、さらに王女が前世であることを話してしまった晴澄は周囲に敬遠され、孤独な少年時代を送る。しかし、中学でのある事件を切っ掛けに、前世でベロニカの学んだ魔法が自分にも使えることに気付いたのだった。数年後、高校生になった晴澄は新しい人間関係に馴染みつつ、記憶の中にある事柄をノートに書き留めることを日課にしていた。そしてそのノートをクラスメイトに2017/10/11
流言
38
おおう……Wikipediaを見ながら二回読んでやっとなんとなく話がわかった（？）気がする。一回目では本気で上岡と高尾の区別がついていなかった……というか告白する時点での高尾は、人物像がほとんど描かれてないぽっと出のキャラだからそりゃわかんないよ。でも、設定が作り込まれていますね。前世も含めて登場人物が多いのと、前世で性別が逆転するせいで登場人物のキャラがつかみにくくなる点がちょっと理解の上での障害になるのかな？ 身体の一部を使って魔法を使うという設定上、ハゲの切実さが現代以上というのが面白い設定でした。2015/07/04
玉響
24
主人公の少年、皆見晴澄は前世の戦争により滅んだある国の女王、ベロニカの記憶を持っていた。かつてベロニカに忠誠を誓い、忠義を尽くして仕えていた仲間たちが、現代で再び交差する。少しずつ蘇ってくる記憶の欠片。それは確かに起こった出来事で。魔法は人が死ぬ力。だけどそれは使い方によってはまた別の用途もあり。人を殺すためにある力なのではなく、守る為にある力なのだと、私は思う。混ざり合う過去と現代の中で、かつての仲間たちがどう戦っていくのか見物です。前世では終わってしまった世界。コメントへ→2015/05/17
日奈月 侑子
17
女の子の見分け方が中々難しいですが、今のところ高尾がお気に入りのキャラクターです。 これからもぼちぼち記憶を取り戻すキャラクター達は出てきそうですが、そうなるからには何かしらの意味がありそうな気がします。 前世物は何だかんだでちょこちょこ見ていますが、キャラのビジュアルが全然違うっていうのは逆に新鮮だなあと思ったり。そして高尾が戦っていた時の「身体能力が前世のそれに追いついていない」現象は、リアルに考えたらそりゃそうだなあと納得したり。記憶が戻った後の高尾と皆見の距離感が切ない。 上岡も何かあるのかな。2014/06/16
ゆり
12
ずっと気になっていたシリーズ。王女様の記憶を持った少年ってなかなか面白いなと思って読んでいたらそれ以上に複雑に入り組んだお話でした。過去エピソードに出てくる王女様の性格がなかなか素敵。そして晴澄君と高尾さんが前世で主従同士だったとは。これは今後恋愛としてどうなるんだろう。女の子が誰が誰だったか途中で若干混乱してしまった。2018/06/17
