- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > ティーンズ・ファンタジー
- > 一迅社文庫
内容説明
左利きのショート―本摩敬一が所属する中学野球チーム『白倉柏シニア』。剛速球でノーコンのピッチャー。守備範囲は広いけど弱肩のセンター。強打だけどリードの下手なキャッチャー。ちぐはぐで万年二回戦どまりのチームに突然入部してきたのは、名門チームのキャッチャーで―しかも女の子の、梶原沙月だった。「全国目指さないで、どうするの?」監督権をまかせられた彼女は、容赦なく守備位置をコンバート。キャッチャーをファーストへ、ピッチャーをセンターへ、そして敬一はなぜかピッチャーに!?衝突と反発を招きながらも、沙月の采配と情熱がチームに奇跡を起こす―超爽快・青春野球小説!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
37
ポテンシャルはあるのにどこかちぐはぐで万年二回戦止まりの白倉柏シニアに、名門シニアにいたキャッチャーの女の子が入部し全国を目指す青春野球小説。ストーリーとしては最初は各ポジションのコンバートを始めチームを良くしようとする沙月と衝突したり反発したりしながら、その采配と情熱に引っ張られ徐々にまとまって成長するチーム、沙月の古巣対決と王道展開ですが、頑張り抜いた沙月のために皆が優勝をプレゼントしようと一丸となる姿はベタでもいいですね。沙月がだんだんヒロインっぽくなっていく展開がこの物語の肝なのかなと思いました。2015/09/19
いーたん
35
これ、本当に一迅社文庫なんですかね。エロなしの爽やかな青春スポーツモノ。ラブコメ風味もなく、面白かったです。細かいところは、違和感を覚えたところあったけど、全体的には満足でした。2015/10/16
あなほりふくろう
35
一迅社なのにエロ皆無とかびっくりだ(偏見) 単純に沙月加入前の監督が無能だったんだろとか敬一が普段からナックル送球してたらファースト捕れんだろとかツッコみたいところはあちこちあったけど、決勝戦の描写は結構楽しかったので良しとしたいところ。敵役である新田の存在感が大きく、試合の中で沙月の苦悩と克己が描かれる様は上手く描けていたように思う。王道っていうかベタで面白かったですよ。ヒーローにはなれなかったけど、最後はちょっとだけヒロインっぽかったし(苦笑)2015/10/03
giant★killing
28
【この小説でエントリーシートの書類選考通過】内容はポテンシャルはあるのに中々結果が出ていない中学野球のリトルシニアのチームに、強豪チームの控えキャッチャーだった少女・梶原沙月が加わり、彼女が中心となってチームで全国大会出場を目指していく物語。この物語には、弱肩で守備が上手いのにセンターをやっていた選手を沙月がショートに変更させたりと、彼女が選手の特徴を見極め、最も活かせるポジションにコンバートしていくというところに面白さがあった。自分の長所、強みを活かせる仕事は何かを考える良いきっかけになりました。2016/03/05
ツバサ
28
青春野球だな。ちぐはぐなメンバーで常に1.2回戦で負けるチームを強豪チームにいた女の子が入部してちぐはぐなメンバーを変えていく話でした。色々出来すぎなところもあったけど青春だってことで流せますね。続きが出るなら読みたいです。2015/10/02
-
- 洋書
- Fair Ellen