内容説明
物理学を学ぶ大学院生・織笠静弦は岐阜県の地下につくられたニュートリノ観測施設で測定データに悩んでいた。通常ならあり得ない―超新星かと見紛うほどのニュートリノのデータが大量に得られたのだ。しかし超新星爆発の徴候はなく、測定器の故障とも思えなかった。ほどなく静弦の眼前に、ほぼ裸身の美しく幼い少女が現れる。少女はアリアと名乗り、別世界からやってきた機械奴隷で、自分の主人（ドミナ）となる人間を捜していると告げる。現代科学では実現不可能な現象を起こして見せるアリア。静弦は強大な力を持つこの少女が、悪意をもった人間の手に渡ることを恐れ、自らがドミナとなることを決意する―
著者等紹介
山口優［ヤマグチユウ］
１９８１年生まれ。東京大学大学院理学系研究科修了。『シンギュラリティ・コンクェスト』（徳間文庫）で日本ＳＦ新人賞を受賞。『アルヴ・レズル―機械仕掛けの妖精たち』（講談社ＢＯＸ）でＢＯＸ‐ＡｉＲ新人賞を受賞、アニメ化される（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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zushhy
4
面白かった!! 美少女とバトルを堪能しました。バトルに付きものの爆発や閃光が正しく解説されていて、説得力が半端ではなく、ページをくる手が止まりませんでした。理解できなくても楽しめるのですね。機械奴隷の美少女の「心」というコアなテーマを探る方法もじつにピュア。（おっぱい星人だとは思いましたが）機械奴隷少女が元いた世界、こちらの世界にきた理由などは今後でてくるのだと思われますが、期待大です。2015/09/20
opposite
3
分からない単語もあったけど、地の文もセリフも、分かりやすく、読みやすくしようとする作者の姿勢を感じた。ロボットのアリアを心身ともに気遣う静弦、アリアの前のドミナス(主人)と現主人の静弦との違い、そしてなにより、静弦もアリアも互いに主人と奴隷という関係以上の感情を抱く様子など、どこを取っても読み応えがあった。2015/08/01
Lunor_kssg
1
読了。そこそこ。百合もの。バトルよりも日常が見たいです。2016/10/22
Monto PASO
0
バトルは難解な単語が連発されるが、文章が読みやすくスピード感もあり映像をイメージし易かった。続刊があるなら、静弦とアリアの日常パートの割合をもっと増やしてほしい。ちょっかい出してくる男はいらないかな。2019/10/01
