一迅社文庫 引きこもりたちに俺の青春が翻弄されている〈２〉

棺 悠介【著】

一迅社（2014/04発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 317p／高さ 15cm
• 商品コード 9784758045391
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

内容説明

強く美しかった幼馴染・紫羽と再会し、重度の引きこもりに変わり果てていた彼女を救い出した春哉。顧問・犬養先生の下『引きこもり対策部』として本格的に活動を開始した彼らだが、部員のひとりで中二病をこじらせた少女、ハリエット・ミューカスこと田中和美には、人には決して見せない素顔があって…！？引きこもり学園ラブコメ、待望の第２弾！！

著者等紹介

棺悠介［ヒツギユウスケ］
『引きこもりたちに俺の青春が翻弄されている』で、一迅社文庫Ｎｅｗ　Ｇｅｎｅｒａｔｉｏｎ　Ａｗａｒｄ２０１２大賞を受賞し、デビュー（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[リプトン]

1巻よりもコメディ多めでしたが今回も素直に面白かったです。田中姉妹の確執とその仲直りを中心に話が進んでいき中二病になった理由など過去はなしも明かされてよかった。そして、ぶっちゃけ今巻で出てくるあったのかとも思えてしまう塔崎先輩がなんかミステリアスで個人的には好きでした。掴みどころのない感じのキャラがいいですね。次巻以降でこの先輩についても掘り下げてくれるのかと思うと楽しみです。葦原が空気だったのとパロに少しついていけないところもあったりしましたがそれでも充分楽しめたし、まだ続くようなので次巻も期待です。

2014/04/19

[T.Y.]

今回は田中和美の回。彼女が中二病になった訳…と言っても、人は元から素質があるようにしかならないのも事実。人間が変わる理由も、変化の結果もつねに両義的。紫羽に関しては1巻で問題解決しているので残念要員の度合いが高まっていたが、ちゃんと活躍もあって良かった。全体としては前巻ほど重くなく、ギャグが強め。懐かしのおもちゃ推しとか作中作・牛タンくんとか、まあ、かなり笑えた。しかし魔女こと塔崎深玖先輩は、1巻の和美以上にストーリーに関わらなかった上に多くの謎を残したな…次巻以降で扱う予定なのか。

2014/03/20

[まりも]

今回は田中がメイン。シリアス要素はあるけど前回よりも軽めでギャグ中心なので楽しめました。牛タンくんのヒロインビッチすぎるやろ笑　今回は魔女先輩、田中妹と新キャラが増えましたが魔女先輩は顔見世程度だったな。次回になるんだろうか。エロネタが多いのに何も色気を感じることが出来ない残念ヒロイン紫羽にも最後に活躍の機会があったりとただの下ネタ要員じゃないので良かったです。次巻は水着回になるんかな？

2014/03/23

[半熟タマゴ]

田中さんのターンきたー。どうして中二になったのかが明らかに。妹思いの優しいお姉ちゃんだなぁ。田中さん本当にいい人だ。今回初登場の妹もこれからも出てくるのかな。同じく新キャラの「真紅の魔女」こと塔崎先輩は謎だらけだった。次は先輩の話になるのだろうか。様子が変な時があったし。次でその辺りの事がわかるといいな。

2014/05/22

[まるぼろ]

凶鳥と呼ばれていた紫羽と並び立つ為に強くなった春哉と現役中二病患者の田中による部室への引きこもり学園ラブコメ第2巻です。今巻の出来事は大きく3つ、紫羽に友達が出来た事、｢真紅の魔女｣塔崎深玖先輩の登場、そして田中姉妹の仲直りです。宮園と浅川さんには紫羽は今回よく助けられたなぁ･･･とｗ 好きなキャラなので次巻以降も存分に登場してして欲しい所です。田中姉妹の件はお互いが似ていてかつ好きだからこそ譲れない一線もあって、でもお互いのアイデンティティである所は受け入れると言うとてもいい話でした。次巻も期待します。

2014/04/24