内容説明
自分には音楽しかないと思っていた、引きこもりのバンドマン・悠を変えたのは、彼の曲を愛してくれる奏の存在だった。だが、突然送られてきた奏からのメールが悠の日常を壊してしまう。自暴自棄になった彼の前に現れたのは、ジャックと名乗る不思議な少女で―。164の大ヒット楽曲“はんたいことばの愛のうた”『天ノ弱』が待望の小説化!
著者等紹介
164[イチロクヨン]
3/10生まれ、生まれも育ちも山口県。2008年にそれまでに行っていたバンド活動を辞退し、一人で活動する術としてVOCALOIDの存在を知る。同年VOCALOIDを使用した楽曲をニコニコ動画の初投稿。以来ネット内外での活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佳蓮
8
★★★★★泣けた。ボカロ小説は初めて買ったけど、とても感動作品だった。GUMIさんの歌っている、有名な「天ノ弱」を読んで、本当に良かった。悠とバンド仲間と奏(彼女)の話。奏は最初怪しい人物だと思ったけど、最後は全然良い人で、悠と奏が再開して良かった。バンド仲間とも会えて、バンドも再開してハッピーエンドになって本当に本当に良かった!最高なボカロ小説だった。2015/04/09
ぷりけ
5
息子からの借り物。悠のメンタルが弱すぎw。ストーカーになっちゃうのかと思った。2016/07/03
ゆー@受験生かも←
5
いい話だったぁ♪ヽ(´▽`)/悠と奏がなんか可愛らしくて…///だから、二人が気まずくなったときに辛かった><バンドメンバーもみんないい人で、コージが好きかな♪ツグムの喋り方が黄瀬っちだったからうはうはしながら読ませていただきましたっ!!2013/10/22
午前
4
164さんのボカロ「天ノ弱」を原作とした作品。ところどころに原作の歌詞が出てきて謎に感動した。
鑑真@本の虫
4
原曲が、比較的ノベライズしにくい歌詞であったため、どう展開していくのか気になりながら読ませていただいた。 独自の設定を巧みに活かしながら、原曲の要素をしっかりと取り入れており、不満のないストーリーに仕上がっていたと思う。 また、ラストまでの運びかたが、先読みさせずとも匂わせるという描写方法となっており、抵抗なく感動を感じさせてくれる。 ノベライズとしてのみでなく、ライトな小説としても楽しめる一冊。2013/12/18