- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > ティーンズ・ファンタジー
- > 一迅社文庫
内容説明
匂いフェチの濤子、女の子なのにガチロリの真汐、ドSの怜、そして物フェチの宏樹…とある理由から4人の高校生男女が暮らすことになったのは、アパートという体裁の一軒家だった!?一つ屋根の下でからみ合い、すれ違う4人の想いの行きつく先は―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
た〜
13
半端におバカ。お馬鹿な設定のキャラが結構まともなことをやって、青春している。ミステリ要素としてはほとんど最初から犯人バレバレ。多視点だけれど切り替えの時に誰視点だか明記されているのでややこしさはない。余談だが自分も匂いフェチに餌付けしてみたいかも(笑2017/05/31
カインズ
9
【変態性は、薄い】★★★☆☆ 変態的な性癖を持った高校生男女4人の共同生活と人間関係の移り変わりを描くお話。変態ということに関しては、大したことが無いように思います。しかし、涛子視点で描かれる宏樹への感情の移り変わりは、暖かさを感じるものでした。変態ということを前面に出さずにアットホームな疑似家族物として出せば良かったのではないかと思いました。2012/07/21
ころん
5
物フェチである宏樹、自分よりも小さい子が大好きな真汐、匂いフェチな涛子、ドSの怜は、ルームシェアしながら生活していた。ある日、真汐がストーカーに悩まされているという後輩に相談を持ちかけられ、4人はストーカー対策を練り始める。変態キャラに期待すると物足りないけど、学生寮もの(同居もの?)としては押さえるべき点は押さえられてて面白かった。4人にはそれぞれ気になる人がいるけど、見事なまでに向いてる方向がバラバラで、今後の4人の関係が気になる。女の子だけでなく男子もたくさん挿絵に登場していたのは高ポイント。2012/08/06
KUWAGATA
5
こんなもん、変態でもなければ異常でもありません。彼らがそれを知るのはもっと様々な人生経験を積んだ後のことなのでしょうか…。語り部を主要キャラ四人に分散させる手法は面白かったけれど、却って軸がブレて何が言いたいのかよく分からない作品になってしまって残念。みんな、結構愛すべき連中なので、変態性じゃなくその辺を押していけばよかったのに。あと、主人公の物フェチというのは、そもそもフェティシズムというのは物に対して性的関心を抱くということなので、微妙におかしな言い回しというか、最後まで違和感が拭えなかった。2012/07/24
ぴぃすけ
5
ノーマークだったけれど、あらすじ購入。変態性は殆ど無くタイトル詐欺なのだけれど、自分に合った青春もので面白かった。四角関係なのだけれど、安易な対立ではなく各自がお互いを想い合っているのが良い。2012/07/21