一迅社文庫
これからの正義の話をしよっ☆

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  • サイズ 文庫判/ページ数 315p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784758042420
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

学園の新たな正義について日々探求する少女、叶祈里。その風変わりな振る舞いと言動に興味を抱いた守川剣司は、彼女が主催する“正義同好会”へと入部することになった。迫りくるゾンビの群れから一人の犠牲で三人を助けることは社会的に正しいのか?そんなことを話している日常に舞い込んでくる「バレンタイン中止のお知らせ」。先導するのは剣司の幼なじみにして初恋の相手、生徒会長の鷲座つばさ。己の正義を通そうとする祈里。「妹の千夏留がチョコを準備してるから」と立ち上がる剣司。突如「バレンタイン中止」を唱え始めたつばさの真意は?正義同好会の挑戦がここにはじまる。

著者等紹介

宅塚かつや[ハヤズカカツヤ]
ライトノベル作家。1988年4月15日生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

柏葉

3
タイトルに噴いて購入。本家は未読。買ってから気付いたが、作者は「名門校の女子生徒会長がアブドゥル=アルハザードのネクロノミコンを読んだら」の人じゃないかああぁ! ネタ本として読み始めたので、唐突に正義がどうのの話が繰り広げられてても、違和感は覚えなかった。バレンタイン賛成vs反対と正義の関わりがよく理解できなかった。話の主軸は主人公のハーレム。 イラストはどこかずれている。スコートを穿いていたり私服を着ているべき場面で、挿絵は制服を着ている。〆切まであまり時間がなかったのか?2011/12/03

橘梓弓

2
普通のラノベとしてある程度の域に達してるだけに、安易に正義を盛り込んでほしくなかった。薄っぺらいというか何というか。元ネタのあの本読んでないから余計に感じるのかもだけど。別に普通に生徒会と多数派に立ち向かう少数派の話で良かったんじゃ、て思う。2011/08/22

ハロサイ

2
またタイトル詐欺かと思ったら、意外にも内容までパクってた。金と圧力で11人の委員を買収する生徒会長と正義同好会がバレンタイン禁止法案をめぐりロビー活動する話だが、究極の選択による思考実験などあり、ラブコメとしては異色の雰囲気。こういうパクリは大歓迎、今後もどんどんやってくれ。ただ後半は誤謬感が強すぎ、本命のバラマキとかねーよ。どうせなら最後までちゃんとエセ哲学を貫いてくれ。あと、生徒会長がちょっと不憫で萌えた。[☆☆☆--]2011/07/24

hmpndrf

1
正義論の中身についてはノーコメント。ただ、話が政治哲学じゃなくて政治過程論に踏み込んでる所はおさえておいた方がいいんじゃないのと思う。そこが謎の説得工作とかで流されたまま進むから、結局主義者とかキチガイが少ない学校でラッキーだったねという感が拭えない。筋としてはいくつかの錯認のパズルを解くことで愛の経路がいい感じに明らかになるってもの。極めて非サンデル的な解決である(問題を脱構築だ!)(←もちろん冗談だよ)。サブキャラだが風紀委員の風祭風花はロックでクール。こいつには革命家になる資格がある。他はあんまり。2013/04/26

ぞだぐぁ

1
ただのパロかと思ったら、真面目に正義について考えてた。「バレンタインデー中止のお知らせ」ってネットで2月になると流れるけど、きちんとした話に昇華してるあたり筆者は頭の良さが伺える。 ただ、11ページの挿し絵のベルト、明らかに文中にある『楕円形の銀色のベルト』じゃないよね?2013/01/21

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