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内容説明
田舎も田舎、ド田舎に位置する沢金高校。何の変哲もない平凡な高校のこれといって目立つことのない平凡な放送部は、いつもと変わらぬ平凡な日々を過ごしていたが、突然の事故によって部室を燃やしてしまう。学校からはボヤ騒ぎの責任を取り廃部を要求される中、放送部員たちは自分たちの居場所を守るための戦いを始める。
著者等紹介
西村悠[ニシムラユウ]
電撃hp短編小説賞銀賞『二四〇九階の彼女』でデビュー。主にライトノベルの分野、そして女性向け恋愛アドベンチャーゲームの分野にて執筆活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
タカユキ
2
良いじゃないか西村悠。俺はこういう西村悠が読みたかったんだよ。良い青春モノでした。今後もこの方向に期待したい。2011/02/26
井月
1
序盤はリアルにダメな人間達の集まりな部活。努力をせずに結果だけを求める自分も身に覚えがあり共感してしまう堕落具合だった。そこから努力を、精一杯の努力をする姿がよかった。恋愛要素はおまけ程度で、いい感じに青春の爽やかさを楽しめました。2011/03/10
のぶ君
0
まあ、普通といえば普通ってところ。怠惰に過ごすことこそ青春だと思っていたあの頃を彷彿とさせる作品。だってめんどくさいんですもの。色々と。自分を犠牲にしてまで頑張りたくないって、気持ちは今でも同じですがね、あの当時のほうが強かったかな。今の方がやっぱ大人になった気がする。大人になるってことが一概に良いことなのかって言われると是とは言えない訳だけど・・・。でもね、心の滾る何かは持ってても損はしないよ。大人になると滾る元気もなくなっていくのだから・・・。2012/05/16
si-ta
0
主人公がちょっと共感しにくいですけど、ダメダメな放送部たちが色々工夫して面白い放送を仕立てて行く展開が面白かった。キャラクターもメイン以外が全然目立ちませんでしたがヒロイン二人は可愛かったし、二人が色んな部分で競い合うところは中々見ごたえがありました。この作者さんはちょくちょく面白い作品が出てるんですが何故か長続きしないのが残念…。頑張ってほしいですね。2011/04/19
海老庵
0
前半で投げ出さなくてよかった。通して読むとこの「戦い」の物語の面白さがよく分かる。地味だけどキラリと光るものがある佳作。あとヒロインは久我さんな、これは譲れない。2011/04/02