ＩＤコミックス 百合姫コミックス サルビアのブーケ 〈上〉

古賀由人/４ｋａえんぴつ

一迅社（2024/07発売）

• サイズ コミック判／ページ数 180p／高さ 19cm
• 商品コード 9784758027335
• NDC分類 726.1
• Cコード C9979

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[クロユリ]

第4回百合文芸小説コンテスト百合姫賞受賞作が原作のファンタジー百合師弟ハートフルストーリー上巻！若き天才『魔導』学者・リザと孤児院出身の弟子エレンが『魔導』のレッスンや同居を通して”家族”になっていく微笑ましく優しいお話！ユニークな解釈のある魔法の原理や魔法試験が面白く、時間とともに変わっていくエレンの師匠への想いも美しい。非常に優しい百合姫らしい作品で、まだ始まったばかりのエレンの魔法学校生活も含めてふたりの今後が楽しみ。

2024/07/24

[巴花]

この作品を読んでいる私の世界に魔法は無い。フィクションだから当然だ。魔法のあるファンタジーでも、魔法の無い現実世界でも、「心」こそが、魔法よりも人間にはずっと必要不可欠であることを思い出す。

2025/04/25

[凍土高原]

原作は第4回百合文芸小説コンテスト受賞作。 魔導研究者リザと孤児院から引き取られた魔力を持つ少女エレンが魔導を通じて触れあい、エレンの心は徐々に変化していく。 本作での魔法は心を暖め、時に後押しし、満たすものとして描かれる。でも、傷ついた者の心には、満たされるとさらなる欲求も生まれる。それは手段たる魔法でどうにかできるものではない。大切なのは心で、心を認めるか。そしてどう判断をするか。 エレンとの出会いでリザの心も変わる。二人は最後はどういう関係になるのか。原作は読まずに、次巻の展開を期待して待ちたい。

2024/11/10