内容説明
『マイマイ新子と千年の魔法』とは昭和３０年代の山口県防府を舞台に、おでこにマイマイ（つむじ）をもつ空想好きな少女・新子と、都会から引っ越してきた貴伊子の成長を通じて、自分たちの世界を真剣に生きる子どもたちを描いた作品。「なぜか泣けてくる―」魅了される大人続出。公開から徐々にクチコミで広がり、異例のロングラン上映を記録した劇場アニメ「マイマイ新子と千年の魔法」。アニメ映画でありながら、多くの大人たちを虜にするその魅力とは何か―。緻密な計算で作られた作品世界の魅力を、余すことなく解き明かす。
目次
第１章 原画集―アニメーションに命を吹き込む一筆
第２章 シーンメイキング―『マイマイ新子』の絵はなぜ美しいのか？徹底検証
第３章 マイマイ植物図鑑―作品を飾る色とりどりの植物たち
第４章 ストーリーボード―映画の土台を作る
第５章 キャラクター初期案―愛すべき人物たちの生まれる過程
第６章 キャラクター設定集―ひとりひとりの衣装や表情
第７章 美術設定集―平安から昭和、暮らしの風景
第８章 乗りもの・生きもの設定集―あの時代の最先端と身のまわり
第９章 マイマイが風にさわぐ日々２００２秋‐２００５夏
第１０章 アフレコ台本採録―味わいある山口弁のセリフの数々
第１１章 キャスト＆スタッフ・インタビュー―作品をつくった人たち
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ns
0
アニメのマイマイ新子の魅力の一つとして自分が強く感じているものは撮影処理で、こんなに印象を大切にした表現をする作品はなかなか無いと思う。そんなマイマイ新子の撮影メイキングが拝めるのは嬉しい。他にも原画、イメージボード、初期設定に各種設定資料がもろもろ掲載されていてかなりおいしい仕上がりになっていて良い本だった。2011/04/29
