内容説明
翼を持つ貴族の言い伝えである、何百年に一度生まれて他者に幸福をもたらす『幻蒼』。青い翼、青い髪、青い瞳…全てが青に包まれた『幻蒼』の少女・メアリーは“幸福を呼ぶ貢物”として名家を転々とし、今はアルバ翼公爵の元に預けられていた。なにもかも諦めた瞳で感情を映さないメアリーだったが、気弱な翼公爵令息・ウィリアムと俺様侯爵子息・ロジャーとの出会いが彼女の心に温かな灯をともしだす―。青い鳥が羽ばたくとき、優しく触れる幸せのぬくもりとは?甘くせつないラブファンタジー登場。
著者等紹介
三條星亜[サンジョウセイア]
1981年6月28日、シンガポール生まれ、日本育ち(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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雨蛙
3
やさしい感じの物語でほっとしました。ここでラブに持ち込まなくても、もうちょっとこのほんわりとした気分を味わいたかったかも。2009/07/19
桜華
2
羽やドレスなどの設定とイラストの雰囲気もあってか、童話のように優しく、心が温かくなるお話でした。もしも続きが出たら読みたいです。2011/04/21
みあ
2
なんちゃってヴィクトリアンが舞台のファンタジー。物として扱われてきた少女が、温かな人々に囲まれしだいに心を開いていく物語。病弱ヘタレ系と俺様という二人の少年が種類の違う優しさで主人公を癒していく様子に心が温まりました。2009/07/17
椛
1
すごくよかった!(´;ω;`)温かい気持ちになれるお話しでした!ウィリアムもロジャーもタイプは違うけどそれぞれがいい人で。。てか登場人物がいい人ばかりだったああ(´;ω;`)ロジャーとメアリーの舞踏会でのダンスシィーンと侮辱されたメアリーをウィリアムがかばうシィーンが印象的。メアリーが心を開いていく過程もよかった!最後の短編もすごくきゅんとしました!てかウィリアムがツボすぎる(><)←2013/07/09
結羅
1
表紙と帯のあおりに惹かれて読んだのですが、微妙でした。 こないだ本屋で買って読んだ作品の方がよかったなぁ。 でも、駄作というわけではなく普通に良い作品だと思います。 羽ものとか大好きな私にとっては、うん……羽がついてるだけで満足だよ(笑) 登場人物は、ある人物とかを除けばみんな優しくて癒されます。 これ、続き書こうと思えば書けるんじゃ?という終わり方。 ちなみにウィリアムの方が私は好きでした。 羽つき少年!! 気弱で優しいけど、いざという時はカッコイイという男の子。 思わ2009/07/16