Ｂｅａｍ ｃｏｍｉｘ まっしろけ 〈２〉

竹谷州史

エンターブレイン（2009/03発売）

• サイズ B6判／ページ数 195p／高さ 19cm
• 商品コード 9784757747616
• NDC分類 726.1
• Cコード C0979

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[赤魚]

主人公たちの生き方は決して簡単に真似できるものではない。だけど、どっかのお山の大将のような大学の教授や、そこで学ぶ学生のような考え方にはなりたくない、って思った。

2014/12/08

[なた5963]

「まっしろけ」とは「執着心が全くない真っ白の人間」と言う意味だろうか。はっきり言って主人公の存在は気持ち悪い。両親の仕事を見てきたがゆえ、執着を持つこと自体を拒否しているのかも知れん。ただ何と言うかネガティブ思想からの執着心のなさなら理解できるんだが、ポジティブ思考からの執着心のなさってのがさっぱり理解できん。不法滞在者の中国女性に恋したことや嫉妬したこと、ホームレスに託された天才少女と共にあてどもない旅をすることになったことで変化を見せつつあるが、最終的にどういう漫画にしたいのかさっぱり分からん。

2009/03/31

[インドリ]

1巻に比べるとやや失速気味か？ましろ君があまりに人間離れしすぎていてのめり込みづらいところがあるように思う。次巻でどのように完結するのかに注目かなぁ

2016/03/27

[くらた]

「誰かの目があんなにキラキラ輝くなら……それ以上楽しいことはありやせんもの」人情味に溢れ出て、いいなあ、とは思うんだけども、ましろの考え方が綺麗事過ぎて、いまいち感情移入できない。好みの問題なのかなあ。

2009/10/31

[なのかー]

「関係ない女のために命をはる意味どこにある？」「かたいこと言わねえでくだせえよ。こちとら天涯孤独、親が死んで家を捨ててからこっち……この世の誰とも関係がねえんだ」　このセリフに、ましろの内面を感じることができる。ましろは好きな女を殺されても、笑って飯が食えるのかな？　なんだかんだ両親は自業自得って自分に言い聞かせてたけど……

2009/08/09