内容説明
時は西方暦1070年、ハイデルランドの港町ガンビエゼ。敬虔な旧派真教の信徒であるアレクシオス司教が治めるその町には、彼にまつわる暗い噂があった。若干18歳にして真教教会枢機卿のダイアナ、新任の隊長として赴任してきた新米騎士のミハイル、聖グラディウシア騎士団員のヴィルギニーア、エルフのレイン。四人の刻まれし者がそれぞれの使命を帯びて彼の町に着いたとき、殺戮の宴は幕を開けた―。ダイアナとミハイル、そして光と闇の力を持つ対なる姉弟が繰り広げる、グラディウス騎士団の真実を語る表題作『剣十字の騎士』の書き下ろしも加え、ブレイド・オブ・アルカナ リプレイ、待望の単行本化。
著者等紹介
鈴吹太郎[スズフキタロウ]
TRPG制作会社(有)ファーイースト・アミューズメント・リサーチ代表取締役。TRPG出版会社(有)ゲーム・フィールドの代表取締役でもある。ゲームデザイナーとして『トーキョーN◎VA The Detonation』『ブレイド・オブ・アルカナThe 3rd Edition』(エンターブレイン)などの野心作を発表してきた。自身のもの以外にも、多くのゲームの監修をつとめる。また、新人ゲームデザイナーの育成に力を注いでいる
稲葉義明[イナバヨシアキ]
文筆家。『トーキョーN◎VA』『ブレイド・オブ・アルカナ』のリプレイでファンの好評を得る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちゃか
2
ブレイド・オブ・アルカナのリプレイを初めて読みました。ルルブも一応読んでたんですが、中々すさまじい世界といいますか。2話収録されていますが、2話目よー人が死んだなぁ、という感じで。1話目みたいなシナリオが順当なものなんだろうなぁ、と思いましたが。結構面白かったなぁ。2014/02/02
akiu
1
ブレカナの基本を押さえた、良質なリプレイ。1本目はまさに定番なシナリオって感じ。2本目は変則的なシナリオながら、ドラマティックな展開で非常に読み応えがあった。最後のしかけは上手い。キャラもよく立っているし。特技等の説明がわかりやすく、ルール指南としての側面もちゃんとしてるのも良いです。注釈とかをちゃんと入れたいから、最近のリプレイは単行本サイズで出すのかしら…。稲葉さんのリプレイは『ハイデルランド英雄譚』のが最高傑作と思うけど、このリプレイもとても面白かったです。バスカニア、いいキャラだにゃあ。2009/12/11
kodamatsukimi
0
『まことの騎士』と合わせて再読 ディングレイの魔核?知らない子ですね…… 改めて稲葉印リプレイとブレカナがあっていてとても楽しい ゲームとしてはNOVAと同じくロールプレイ難度がARAやSWに比べると高そう オリアーナはそんなことないということを示すためなんですよね(震え声)2014/08/12
rubato
0
ヤンデレ姉さん・オリアーナ怖ぇえええ(笑)。「あうう~」な枢機卿・ダイアナのプレイヤーさんはたぶんあの方だろうと思ったらやっぱりそうでした('▽')ミハイルの飄々とした騎士ぶりが好きです。巻末に、同じ話をパラレル展開で遊べるシナリオがついていて、読み比べると楽しいです。2009/03/27
ひげし
0
面白かった。それにしてもこのネタはそれなりにヤバイ感じがするな・・・。2009/03/15