内容説明
「お柚羅の方さまのようにできぬものか」。紗那王が口にした女性の名前。斑娶りのさきがけで、紗那王の初恋の人らしい佳人に桐緒の胸はキシキシ。女らしくなりたいと一念発起した桐緒が決意したのは大奥での花嫁修業!不服げな紗那王を説き伏せ、雲上で宮仕えをする歌橋という教育係について行儀見習いを始めたものの、嫉妬と謀の渦巻く女の園に桐緒は圧倒されるばかり。さらには歌橋から斑娶りの衝撃事実を開かされ―!?『この恋は永遠なの?』そしてふたりは…。大チュウ目の第6弾はじまり、はじまり―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
紅羽
3
何だか桐緒と紗那王の仲が一気に進展してこの先にどんな未来が待っているのか楽しみになってきました。桐緒は人である事を捨てて永遠の命を選ぶのでしょうか。桐緒のような十代くらいまではまだ残りの人生を考えるにはピンとこないと思いますが、もっと年齢を重ねた時、限界を知り自分の存在が永遠ではないのだと悟った時、この二者択一はもっと重いものになるかもしれませんね。2014/01/08
かや
1
斑娶りについて桐緒が真実を知り、その上で決心する巻だったな。本当に遮那王も桐緒のことを大切にしているのがよくわかる。お柚羅の方さまが素敵な人だった。藤真や楚燕王がこの先どんなことを仕掛けてくるのか気になる。2017/02/04
夏児-kaji-
1
6作目。斑娶りの真相が明らかになったが、なんとなく予想がついていたせいか特に驚きもなかった。これから桐緒がどうしていくのかが楽しみ。前巻までと比べると、紗那王の桐緒への想いも表れてきて糖度も上昇。清翔王とお柚羅の方のラブラブ度に、一蝶の複雑な思いも納得な気がした。2011/10/24
はなりん
1
糖度が上がってきましたねぇ。紗那王の桐緒に対する思いが表にでてきていい感じになってきましたねぇ。ついに斑娶りの真相も永遠の命も桐緒にわかって、どうなっていくか楽しみ!2011/09/30
わらび
1
お柚羅の方様が素敵すぎて!2011/09/22