アヴァロン 灰色の貴婦人

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アヴァロン 灰色の貴婦人

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  • サイズ B6判/ページ数 274p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784757740686
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

「現実」からの「撤退」か、「虚構」への「帰還」か―鬼才・押井守が手がけたサイバーアクション映画のアナザーストーリー「完全版」、ここに登場。

著者等紹介

押井守[オシイマモル]
1951年生まれ。東京都出身。映画監督、小説家。東京学芸大学卒業後、ラジオディレクター等を経て、77年にタツノコプロダクションに入社。TVアニメ『一発貫太くん』で演出デビュー。80年にスタジオぴえろに移籍し、84年『うる星やつら ビューティフル・ドリーマー』で映像作家として注目を集める。同年スタジオぴえろを退社し、以後フリー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スプリント

4
映画を観たことがありますが、本だと読み返すこともじっくり読むこともできるのでいいですね。きっちり作りこまれた世界観に浸ることができて楽しかったです。銃をはじめとする兵器の細かな説明はさすがの一言です。もう一度映画が観たくなったのでDVDを探してみようと思います。2014/11/08

ゆずぴ

3
設定とか世界観が面白くて読み進めるのが苦にならなかった。銃器には詳しくなしから想像がしにくかったけどFPS系なら無いとおかしいかも。現実とアヴァロンのどちらがこの人たちにとっては現実なんだろうとか、ぽっかり暗闇に落とされるようなオチは少し残念だったけど映像見てみようかと思った。非現実って帰ってこれるからいいんだよなあと思ったり。2013/07/31

ハジメ

3
映像を数年前に観て、是非いちど読んでみたかった一冊。押井守という映画監督がどんな文章を書くのかも気になっていた。内容としてはアヴァロンというゲームを成立させるための社会体制が精緻に定められており、それにともなったフリークたちの常識や日常が機能している。映画と同じく銃の知識を惜しげもなく披露し、雄弁に戦術論を語り、『食』に対してポリシーを掲げてくれるので安心して読むことができた。余談だがこの映画をきっかけに森博嗣氏のスカイ・クロラ製作へとつながった。二人の『現実』についてのスタンスが同系統。2011/02/22

47

3
川原礫のSAOを読んだときになんとなく既視感を覚えたのだが、映画アヴァロンだということを思い出した。高度に発展した「虚構」が「現実」足りうるような、足元が覚束なくなるような感覚だったのを覚えている。その後日談であると思われる本作、これからというところで終わっているが、全てを明らかにしないところはやっぱりぽいなぁという感じ。嫌いじゃない。むしろ映画版より楽しめたかも。面白かった。2009/08/08

あるふぁ

2
映画を見た時の衝撃は今でも覚えているが、小説を読んでもやっぱり衝撃が。映像よりも文章のほうが生々しい。食事にしても、バトルにしても。たまり場や町のすたれ具合というよりむしろ○ソ具合が…。 傭兵マーカス目線の物語。映画はアッシュ目線で進んでいたから、あの人かな?と思ったけど、全然関係ないマーカスでしたな。映画・小説という虚構の中に、虚構のゲーム「アヴァロン」という世界を作り出す押井さんはやっぱりまともじゃなく。すげーなー。と思う。2011/06/16

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