出版社内容情報
世界的文豪ウィリアム・シェイクスピアの謎をめぐる、極上のミステリー!
マイケル・グルーバー[マイケルグルーバー]
著・文・その他
内容説明
秋口にさしかかった静かな湖畔の別荘で、知的財産権を専門とする弁護士ジェイク・ミシュキンは、死を待ち受けていた。何世紀も昔の、古色蒼然とした“手紙”のせいで。きっかけは、高名なシェイクスピア学者バルストロードの依頼だった。彼はこう言った―17世紀英国の、ある無名の兵士が妻に宛てた書簡をたまたま手に入れた。しかし手紙は、途方もない価値を持つ秘密を語っている。それを守ってほしい…。数日後、椅子に縛られ、無慙に拷問された学者の遺体が発見される。ジェイクにも、死の影は冷然と迫っていた。1611年に突然、隠遁した文豪シェイクスピア。その不可思議な沈黙にいたるまでの、序曲のような1年を追う。該博な資料と巧みな筆致で描く本格シェイクスピア・サスペンス。
著者等紹介
グルーバー,マイケル[グルーバー,マイケル][Gruber,Michael]
元海洋学者、連邦政府職員、レストランのコックなどの職歴を持つ実力派作家。その多彩な経験によって培われた観察眼と知識は、該博にして人間の深部を抉る、重厚な氏の作品に存分に活かされている。民俗学、歴史学と、現代の闇を凝視するハードなサスペンスを織り合せる巧みな筆致によって、アメリカ屈指のミステリ作家となった。最近はファンタジー文学にも挑戦。現在はシアトル在住
富永和子[トミナガカズコ]
英米文学翻訳家。獨協大学英語学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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viola