内容説明
宝生雅也は、ツイていた。「ある人」のことを思い出そうとすると、決まって何かが起こり「思い出すこと」を忘れてしまっていた。自分の兄、幹久を殺した男のことを。どうやらこの事件にも武庫川右京が一枚噛んでおり…?銀髪碧眼の美形(黙っていれば)封縛師・右京の庵の個性的な関係者達の“過去”に関わる、一つの物語。
著者等紹介
流星香[ナガレセイカ]
大阪生まれ。在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
13
兄を殺した憎いあの人の名前が何故か思い出せない・・。絶佳庵の関係者の過去が明らかにされるシリーズ第3弾。3作目にしてようやく安定してきた感じでしょうか。とはいえ相変わらずの星印・・。これさえなければもっと読みやすいのにと残念で仕方がありません。今回は誰かを独占したい気持ちを安珍・清姫伝説になぞらえていました。題材としては悪くないのにもったいないです。冒頭に登場した包帯男はやはり2巻に登場したあの人でしょうか?とりあえず頑張って続きを読んでみようかな。コメントへ続く→★★★2011/07/03
ぬこっこ
1
3冊目にしてようやく壱葉の過去が明らかに・・・!って感じでした。今回は比較的文のほうは読みやすく、よかったんじゃないかなぁと思います。でも相変わらず☆の量は減りそうにありません。会話文以外はいらないんじゃないかなぁ・・・。なんだかそれだけで評価を落としている気がします。・・・ホント、残念。2009/09/27
ちはや
0
鬼は人の心の闇から今生に現れたもの。言霊という言葉もあるように、言葉ってのは一つの呪なんだな~と思ったり。 2007/06/19
かや
0
壱葉さんの過去や右京さんにあれほどの殺意を向けている理由が明らかに。壱葉さん、ワケありな人だと思ってたけど本当にワケありだったな。封縛で記憶を封じることは幸せなことなのか、そうでないのか、判断が難しいな。清姫、女の怨念は凄まじい。でもそれよりもっと凄まじいのは右京さんだけど☆符ノ二でわかった美琴への封縛の術は今後どんな影響があるのか気になる。2015/01/11
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