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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
吉田あや
70
一巻から続くお話も読めて更に街に息づく匂いが濃くなった感覚もした第二巻。子猫だったニャン太が帰ってくる猫の恩返し的な展開は、これからも続いていくのか楽しみが増える。大人になった姿が少し寂しくもあるけれど、ジムジャー・ムッシュ「コーヒー&シガレッツ」のDVDを持って現れるなんて、ニャン太どこまでも素敵!幻想と現実のあわいに存在する珈琲の香りに包まれた町で紡がれていく小さな物語。選択の連続の先に待つ未来で、選ばなかった道と過ぎ去った過去はほろ苦いからこそ味わい深い。2021/11/17
今ごろになって『虎に翼』を観ているおじさん・寺
59
2巻から読んでも構うまいと思っていたが、やはり1巻から読んで良かった。独立した短編の中にお馴染みの登場人物が出る連作短編も並んでいるのである。夕べ眠れずにまんじりとしない夜だったが、私の不安と孤独に寄り添ってくれた。この漫画の絵は黒くて四角くて、この人独特のもので、パロディの対象にふさわしいオリジナリティ。他の人の漫画で間に合わせる事ができないものだ。愚直で武骨に見えるのに、綺麗な絵なのだ。そして内容もそうなのだ。この絵で描かれた芥川龍之介伝『澄江堂主人』を早く読みたい。しかしもう紙の本は品切れなのだ。2019/09/11
nemuro
55
どうやら、根室時代の2007年5月、地元の「伊沢書店」(惜しくも2008年7月に閉店)にて、たまたま第3集(全3巻)1冊だけが書架の最上段にソッと佇んでいたのを発見し、残りの2冊も取り寄せてもらったらしいシリーズの第2集。2009年1月の読書メーター登録よりも前のこと。それ以来の再読を楽しんでいる。「冬の道」から「風邪をひいた日」まで。「月刊コミックビーム2005年3月号~2006年3月号に掲載」の12篇。ゆったりと本書を読み進めながら自分が過ごしてきた様々なマチの喫茶店での日々をほろ苦く思い出してみた。2023/06/03
り こ む ん
14
豆太とにゃん太が、非常に気になる(笑)幸せすぎず、不幸すぎず。でも、しんみりと、じんわりといー漫画。時々、作者の話?散文が味わいぶかい。2013/11/01
白い駄洒落王
13
コーヒーに関連したいい話第2巻。過去へ解散したバンドのライブを聴きに行くのか?「男たちの旅」。淡い初恋「遠い約束」が好み。2014/01/03