内容説明
人はゲームに興じるとき、わけのわからない言葉を発することがある。意味でなく意義もなく、その場意外では機能しない言葉の羅列。それが魂の叫び。
目次
連載1年目の叫び
連載2年目に突入
ついに連載3年目
幻の叫びを復刻
著者等紹介
永田泰大[ナガタヤスヒロ]
1968年4月23日生まれ。週刊ファミ通編集員、フリーライターを経て現在、糸井重里主宰のwebサイトほぼ日刊イトイ新聞で活躍中
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シャル
5
「武将か、俺は」「なんで観光案内してるの」「死ね、俺」ゲームに関する様々な場面で発せられる名言珍言のアレコレ。小エピソードとあいなって、その理解不能なはずの言葉は、あるあるという共感へと変化する。本人のテンションと周囲のギャップが織り成すそれらの言葉はまさに魂の叫びそのもの。笑えて笑って引いたりしらけたりまた笑ってたまにホロリとさせられる。それこそが、ゲームという無駄と興奮のるつぼが生み出した人間模様なのだ。明確な区別はないが、編集部編と読者投稿編で毛色の違う二種類のエピソードが楽しめるのも興味深い。2012/02/24
ノヒイ ジョウタ
4
三分は何分なんだ! ことばそのものは珍妙なのに、状況に併せると説得力が増すそんな珍言のオンパレード。ゲーム経験者なら納得すること請け合い。2011/12/27
かかし榮汰朗
3
感情が爆発し、奇天烈な発言をしてしまうことがある。そんな迷台詞を魂の叫びとして、発言に至った経緯と共に纏めたのが本書である。ゲーム雑誌に掲載されていた事もあり、ゲームに没頭し過ぎての一言が多い。例えば格闘ゲームで連勝しての発言「4勝0敗! 無敗! 勝率十割十分十厘!」……こんな日本語はない。例えば、往年の名作ゲームを語るうちに一言、「本棚にぶつかりてー!」……普通に生きていれば生涯発することのない日本語である。他にも正気を疑われてもおかしくない魂の叫びが盛り沢山。風呂やトイレでどうぞ。2010/09/23
スプリント
2
ゲーム好きにはよくわかる「あるある」ネタから普通の日常から飛び出す奇想天外な叫びまで盛り沢山な内容です。ゲーム愛が伝わってきます。2014/12/13
ああああ
2
再読。トイレの、お風呂の、ゲームファンのお供に。ゲームをプレイしてなくても楽しい、プレイしてたらなお楽しい。永田泰大さん!私はあなたのことが好きです!(届かぬ告白を野外で眼前に広がる日本アルプスと青い空に向かって叫ぶ)2013/02/04