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内容説明
二年前、沢渡直樹は事故で家族を失った。今はフリーターとして、レンタルビデオ店でバイトをしながら毎日を無気力に生きている。悲しみの想い出、その夢から目覚めた朝―。枕元には直樹を呼ぶ少女の貌があった。清水を梳いたような銀の髪。白く澄んだ肌。切れ長の瞼の奥に、鮮やかな紅を湛えた円い瞳。何だろう、ぼんやりした頭で直樹は妹の名を呼ぶ。「―灯雪」今日も直樹と灯雪の兄妹の一日が始まる―。新鋭が放つ、ミステリアス・ストーリー。
著者等紹介
枯野瑛[カレノアキラ]
8月31日生まれ。クリエイター集団「A‐TEAM」に所属
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
oyukichu
3
中学の時からこれだけは捨てずに置いておいた本。ハリネズミの命題や、羊の群れの中に紛れ込んだ狼、だとかいう例えが良い。灯雪の儚くて幻想的で残虐なところが好きでした。2012/04/10
肉欲棒太郎
1
昔読んでその幻想的な雰囲気を気に入った覚えがある。今手元にはないがまた読んでみたいと思う。
ryo_naka
1
物語全体を覆う雰囲気が好きな本
sawazuma
1
灯雪の描写が洒落ていて良い。笹木さんや山岸さん、店長代理の使い捨てっぷりが素敵2011/02/22
朔
1
少々荒い気がしないでもないが、個人的には好きな感じ。特に物語全体に漂う幻想的な雰囲気が良い。2010/04/03