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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
訃報
6
絵かわいいし、いろいろな形の恋愛が描かれていて面白い。◯◯×△△みたいな記号的な組み合わせによるシチュエーション量産ではなく、もっとなんというか深みが、きちんとした精神性があって、なるほどなあ、と思わされる。漫画やドラマにおいて感情刺激のための薄っぺらい消費物へと堕落させられていることの多い恋愛というものを、ちゃんと見つめ直し、考えて描いてある。男の純情をせせら笑うキャラまで出てきて、視座も広い。思考実験的なとこがあって、ゆえに人物造形もきづきあきらに似ている気がする。そういう描き方なので、テーマは恋愛に2016/05/08
KaNa
2
他の方もおっしゃてるけど、「まだあのころに色がある 白黒になってくれない」は、恋愛だけじゃなくてなんにでもいえること。そう考えると、作中でくりかえされている「ときめき」もそう。かなわなかった夢とか、離れてしまった環境とか、取り戻したいけど取り戻せないものは、心の支えであるはずなのに、時々不意に攻撃してくる。2012/04/07