ファミ通文庫 シーリング・パレス

榊 一郎【原案】/氷上 慧一【著】

エンターブレイン（2004/06発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 252p／高さ 15cm
• 商品コード 9784757719019
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

内容説明

魔法具を集め“封印管理”することを使命とする「館」。結界に包まれひっそりと歴史のなかにあり続ける不思議な場所。そこで、日々雑用をこなすメイド・ミンストレルは、自分もいつかは魔法具に関わる仕事がしたいと思っていた。ある日、親友のマリーに頼み込みこっそり魔聖剣メルテネートの「虫干し」をはじめた彼女だが、出現した剣精に翻弄され、思いも寄らない出来事に巻き込まれていく―。連作形式で語られる魔法と人間のちょっぴり哀しい物語。

著者等紹介

氷上慧一［ヒカミケイイチ］
滋賀県在住。イメージングフォレスト所属。『シーリング・パレス』でデビュー
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ジュン]

どんな力でも、間違った使い方はある。ファンタジーで出てくる数々の魔法。それが手元にあったら、きちんと正しく使えるか?そんな問い掛けをする物語です。 今や科学は魔法と大差ない位便利な品物です。私達は、「正しく」使えてるのでしょうか。そう考えると、これは私達の物語であり、ミンストレルの取る道は長い、険しい道だと、そう思います。

2012/03/30