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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
山口透析鉄
22
あすなひろし氏の本、併せてこちらも一緒に買って読みました。多分もう処分しちゃっているんで、電子版とかで再購入したいです。 やはり巻末の作品が白眉・圧巻、でしょうか。
かっぱ
20
【再読】あれ、この人の作品ってこんなに切なかったっけ。少年向けの「いつも春のよう」の印象が強かったせいか。「幼かったボクたちが だれも知らないところで苦しさをかみしめ 悲しみを知り 人の心を知り 自分でも気づかぬうちにボクたちは魔法のようにおとなになって行く」。青年向けの「ラメのスウちゃん」には涙。糸井重里のあすな作品を評した「真っ昼間の悲しさ」という言葉、さすがに上手いなぁ。その悲しさに撃たれてしまった。2014/05/25
つちっち
9
BSマンガ夜話であすなひろしを扱っていたので買った作品。当時、ゲスト出演してたみなもと太郎があとがきを担当。水野英子や高信太郎等もいて、彼を「生きづらい人だったねぇ」と言っていたのか印象的。登場人物もそんな生きづらい男や女ばかり。子供までもが表面上は元気て明るいけど、なんか切ない「真っ昼間の悲しさ」(糸井重里)みたいな作品だった。2020/06/01
アリクイ
5
あすなひろしさんの短編集。面白さが体に染みる…。登場人物達のささいな嫉妬、すれ違い。セリフの掛け合い。何でもない風景。何というか、映画館で映画を観ている様な読感がある。表題作「いつも春のよう」の中の、主人公の男の子がバイクに乗ってヒロインを追っかける場面、何度観てもしびれます。いい。どうしようもない青春の輝きよ…。2013/10/29
サムトッシュ
3
大好きなあすなひろしワールドが全開。表題作の「いつも春のよう」は「青い空を白い雲がかけてった」を彷彿とさせるし、「かわいいおんな」「ラメのスウちゃん」の女性たちの哀しさ、いじらしさは今の時代にはないものかもしれない。 この読後のせつなさが、あすなひろし漫画の真骨頂だとおもう。