内容説明
プロレス界にシュートした5年11カ月。“UWFインターの仕掛人”が、すべてを明かした。
目次
さまざまな出来事を生んだ1億円トーナメント
グレイシー一族への対戦表明
UWFインターナショナルの誕生
格闘技世界一決定戦
激動期を迎えたUWFインターナショナル
新日本プロレスとの抗争
UWFインターの解散、そして…
UWFインターナショナル“最強”の5年11カ月
著者等紹介
鈴木健[スズキケン]
1953年生まれ。世田谷区用賀で文具店を経営していた当時、プロレスラー・高田延彦と出会い、本人公認のファンクラブを結成して業界で最も精力的な活動を展開。高田が所属していた人気プロレス団体「UWF」解散後、高田を代表取締役とする新団体「UWFインターナショナル」のフロント代表としてプロレス界に入る。高田との二人三脚でプロレス界の“寵児”となり、様々なセンセーショナルな事件や騒動を巻き起こした。現在は世田谷区用賀のやきとり・串焼き屋「市屋苑」のオーナーとなっているが、格闘技・プロレス関係者とのつながりは今なお健在である
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
0607xxx
12
高田延彦を中心に最強を掲げたプロレス団体UWFインターの元社長による一冊。旗揚げから崩壊までが綴られているが、高田延彦への想いがよく伝わる。知らなかった事も多く、また無駄な知識が一つ増えた(笑)2017/04/10
尿酸値高杉晋作
9
今読むと、巷に溢れている暴露系の書と違っていささか刺激不足に感じられるかも知れない。 そりゃそうか。 暴露本じゃないから。 じゃあ何?と問われたならば、著者・鈴木健氏による、髙田延彦との青春恋愛モノローグですよ。 凄いね!2020/06/15
anken99
4
プロレスが熱かったあの時代。UWFインターのエース、高田延彦に対し最強王者という幻想を持っていた。本書は、そのUWFインターの社長が、UWFインターの旗揚げから崩壊までを記した一冊だ。何かと波紋を呼ぶことの多かった同団体だが、その後のPRIDEの隆盛に至る経緯を含め、業界で大きな役割を果たしたことは間違いない。インサイドから、そのあれこれが語られるが、当時を知る者の一人としては、実に興味深いことだらけだ。著者は現在、用賀で焼き鳥店「市屋苑(いちおくえん)」を経営しているというので、一度行ってみたいと思う。2015/01/08
ブルーサークル♪
3
著者が高田に心酔していることが良く分かった。端から見ると、これはどうなんだろうと思うことでも、決して悪くは書かない。当時の全日本プロレスのトップ選手が他団体に参戦する価値がまったく分かっていなかったというエピソードを読んで、これはちょっと致命的だよなと思った。ファンも所属選手も分かっていたであろう価値の高さを、会社のトップが分かってなかったというのは厳しいものがある。2012/05/20