内容説明
CIAの若き諜報員・朱天火は、北海道の原野をジープで疾走していた。空間物理学の権威・氷浦教授から、彼の提唱する位相世界の研究成果を探り出すためである。だが、教授の息子・氷浦和彦と出会ったとき、その使命を越える大きな物語に彼は巻き込まれていく。三千年ものあいだ氷に閉ざされていた世界の扉が、いま開きはじめたのだ…。
著者等紹介
星野ケイ[ホシノケイ]
愛媛県在住。’94年に『香港/皇家辺境警察』(徳間書店/星野ケイ・ロッティ渡部)で小説デビュー。熱狂的な香港映画ファンで、その雰囲気を活かした作風で活躍している
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