内容説明
西暦二六四七年六月―奸雄・北河庚充郎の死は二大星間国家を崩壊させ、新たな星間国家群を生んだ。希代の策士キースの惑星国家群、老雄レオンたちの建国した新自由連合、そして聖蓮率いる共和連邦。戦友たちを救うため、共和連邦の思想矯正施設で二年間の投獄生活を送っていたシオンは、徐々に己の体に流れる偉大な皇帝の血の意味に気づきはじめる。一方、シオンと仲違いしたカミーラは聖蓮の側近となり、その力を振るっていた。共に闘ってきた二人が異なる道を歩みはじめた時、その行く手には悲愴なるレクイエムが流れる銀河が広がっていた…。“群龍伝”シリーズついに完結。
著者等紹介
羅門祐人[ラモンユウト]
1957年、福岡県に生まれる。1989年に小説デビュー。シム・シビライズ(仮想文明)をテーマとした作品で、支持を得ている
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