内容説明
心を満たすためのお菓子。今書き残しておきたいお菓子。
目次
アイスクリーム(ice cream)
あべかわもち(安倍川餅)
あまなっとう(甘納豆)
あめ(飴・〓)
あるへいとう(有平糖)
あわもち(粟餅)
あわゆき(淡雪)
あんぱん(餡パン)
あんもち(餡餅) あずきもち(小豆餅)
いまがわやき(今川焼)
ういろう(外郎) ういろうもち(外郎餅)
うぐいすもち(鴬餅)
おはぎ ぼたもち(牡丹餅)
かきもち(欠餅)
かしパン(菓子パン)
かしわもち(柏餅)
カステラ
かのこもち(鹿の子餅)
かるかん(軽羹)
かるめいら(浮石糖)〔ほか〕
著者等紹介
前田富祺[マエダトミヨシ]
大阪大学・神戸女子大学名誉教授。東北大学大学院文学研究科博士課程満期退学(専攻:国語学)。大阪大学文学博士(「国語語彙史研究」)。平成27年度文化庁長官表彰(2015)
岡村真理子[オカムラマリコ]
大阪大学大学院文学研究科修士課程修了(専攻:国語学)。『日本国語大辞典 第二版』語誌部会事務局アシスタント(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Nobu A
8
岡村真理子・前田富棋共著初読。図書館の新刊(でもそんなに新しくない)コーナーにひっそり佇んでいた本書。23年刊行。特段甘党でもないが、運動や仕事で疲労が溜まった時甘いものを口にする程度。また時折菓子折を贈答品として購入することがあるので大人の嗜みとして読んでみたかった。ワッフルやシュークリーム等の洋菓子も含む74項目。メロンパンが独立項目であるのに驚いた。でもずっと人気商品だもんな。冒頭で多種多様な和菓子のイラストが掲載されているが、限定的なのが残念。やはり全種類、写真付きにして欲しい。パラパラ読み読了。2025/03/14
だちょう
1
お菓子が文献でどう描かれていたかを通して由来や歴史を探る本。著者は87歳ということで、筆者の言う今時の若者としては(まあ若者でもないけど……)感覚についていけないなとおもうところもあり、名前しか聞いたことないお菓子もあり。ただそんな由来が…というところも多々あって面白かった。個人的にはきんとんが古い文献によれば、栗の粉団子で手づかみで食べるものだったということを知って驚いた。岐阜にある栗きんとんのほうが古い型なのかな?2024/11/30