内容説明
賢治の最後にして最大の謎の解明に挑む。賢治が自分の生涯や作品、信仰についてどう考えていたのか。この謎を解き明かすため、賢治が妹クニにむかって「なっても(何もかも)駄目でも、これがあるもや」と自信をもって語ったと言われる文語詩を丹念に読み解いていく。病没するわずか1ヶ月前に編まれた「文語詩稿 一百篇」全篇の評釈。
目次
母
岩手公園
選挙
崖下の床屋
祭日(一)
保線工手
(南風の頬に酸くして)
種山ヶ原
ポランの広場
巡業隊〔ほか〕
著者等紹介
信時哲郎[ノブトキテツロウ]
1963年神奈川県横浜市生まれ。1986年上智大学文学部国文学科を卒業し、1993年上智大学文学研究科国文学専攻博士後期課程単位取得退学。1994年神戸山手女子短期大学専任講師、1999年神戸山手大学専任講師を経て、2005年甲南女子大学文学部助教授。現在、同教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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