出版社内容情報
大阪で生まれ育ち、大阪府立中之島図書館で活躍、『大阪府史』の編集で業績を残した著者の新資料発掘と考証による大阪近代文学論集。大阪に生まれ、大阪に育ち、生涯を大阪府立中之島図書館で活躍、『大阪府史』の編集でも業績を残した著者の半生をかけての新資料発掘と考証による大阪近代文学論集。
? 明治初期の胎動から大阪文芸同好者の大会へ
若き日の涙香、最初の活躍――『大坂日報』への投稿と『政事月報』の編纂――
浪華文学会の誕生と『桃谷小説』――西村天囚を中心に――
『桃谷小説』書誌解題
明治中期に於ける大阪の文界と出版の動き
? 角田浩々歌客の活躍――『国民之友』から『大阪朝日新聞』へ
「老天」の新視界――角田浩々歌客と宮崎湖処子に於けるホーソーンの受容――
わが国最初のチェーホフ文献と初期受容――角田浩々歌客の先駆的仕事を中心に――
角田浩々歌客の未掲載稿「大阪の新聞紙と文学」と関西文学の状況
『角田浩々歌客 主要執筆稿集成』構想ノート
? 検証・発掘 二葉亭四迷と日露戦争
二葉亭四迷と『大阪朝日新聞』
二葉亭四迷の『手帳』と『大阪朝日新聞』
〔追記〕二葉亭四迷と『大阪朝日新聞』
? 昭和の異色の文学者を追う
藤澤桓夫蔵書始末
司馬遼太郎の出発――新世界新聞社の発行物はあった――
晩年の石上玄一郎と大阪
? 織田作之助とその周辺――戦中から戦後へ
織田作之助の西鶴現代語訳についての覚書――新資料「西鶴物語集」の紹介――
西鶴没後三〇〇年忌・回顧と総括
白崎禮三と瀬川健一郎――「織田文庫」蔵、作之助宛書簡をめぐって――
織田作之助の蔵書について
織田作之助の小説『見世物』の成立――西鶴の影響史を探る――
発表掲載誌一覧
「あとがき」にかえて
?松敏男[タカマツトシオ]
著・文・その他
内容説明
大阪に生まれ、大阪に育ち、生涯を大阪府立中之島図書館で活躍。『大阪府史』の編集でも業績を残した著者の半生をかけての新資料発掘と考証による大阪近代文学論集。
目次
1 明治初期の胎動から大阪文芸同好者の大会へ(若き日の涙香、最初の活躍―『大坂日報』への投稿と『政事月報』の編纂;浪華文学会の誕生と『桃谷小説』―西村天囚を中心に ほか)
2 角田浩々歌客の活躍―『国民之友』から『大阪朝日新聞』へ(「老天」の新視界―角田浩々歌客と宮崎湖処子に於けるホーソーンの受容;わが国最初のチェーホフ文献と初期受容―角田浩々歌客の先駆的仕事を中心に ほか)
3 検証・発掘 二葉亭四迷と日露戦争(二葉亭四迷と『大阪朝日新聞』;二葉亭四迷の『手帳』と『大阪朝日新聞』 ほか)
4 昭和の異色の文学者を追う(藤澤桓夫蔵書始末;司馬遼太郎の出発―新世界新聞社の発行物はあった ほか)
5 織田作之助とその周辺―戦中から戦後へ(織田作之助の西鶴現代語訳についての覚書―新資料「西鶴物語集」の紹介;西鶴没後三〇〇年忌・回顧と総括 ほか)
著者等紹介
高松敏男[タカマツトシオ]
1937年2月、大阪市生まれ。関西大学卒業。元大阪府立中之島図書館郷土資料課長・大阪府史編集室長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。