内容説明
大塩事件からでなく、大塩平八郎の思想の原点に立ち返り、幸田成友『大塩平八郎』以来の新しい大塩の人物像を提示する。
目次
評伝 大塩平八郎への道(生い立ち;大坂町奉行所―平八郎の自覚;『呻吟語』との出会い;『孝経』を起点に;良知を致して太虚に帰す;政治と社会的腐敗の告発;洗心洞塾・大塩後素;『洗心洞箚記』とその奉納・焚書一件;幕藩体制批判の政治哲学―『古本大学刮目』;小人に国家を治めしめば災害並び至る;聖人待望;捨て石―死生を一にす)
大塩平八郎のことば―思想を読みとく(基軸思想;学問観;学問方法;道徳観;為政観;歴史に学ぶ;人間論)
著者等紹介
森田康夫[モリタヤスオ]
1930年大阪市生まれ。立命館大学大学院日本史研究科修士課程修了・文学博士。樟蔭東女子短期大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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