『隋書』音楽志訳注

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  • サイズ A5判/ページ数 570p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784757607897
  • NDC分類 762.22
  • Cコード C3022

内容説明

『隋書』音楽志は、南北朝から隋朝に至る音楽の変遷を記録した通史であり、そこには、南北・東西音楽の交流と融合、日本雅楽の淵源となる西域音楽の東漸、理想の楽をめぐる国家的論争、儀礼・祭祀音楽の式次第他、古代音楽の実態が克明に描かれる。南北朝・隋唐史研究のみならず、中国学全般、ひいては日本古代史、日中交渉史、東洋音楽史等、東アジアの学術史を理解する上での基礎史料である。原文・書き下ろし文・現代語訳のほか、語注には、語句の出典・用例などを豊富に示し、音楽用語や歴史的背景についても詳細に解説。人名、楽曲・書名、事項索引を付す。

目次

『隋書』音楽志上(楽の起原とその展開―古代から北魏まで;梁王朝の宮廷音楽―武帝の楽制改革;梁王朝の宮廷音楽―武帝の楽律改革 ほか)
『隋書』音楽志中(北斉王朝の宮廷音楽―北斉の雅楽・祭祀儀礼の次第;北斉王朝の宮廷音楽―鼓吹楽・雑楽;北周王朝の宮廷音楽―北周の雅楽・祭祀儀礼の次第 ほか)
『隋書』音楽志下(隋王朝の宮廷音楽―南朝雅楽の流入;隋王朝の宮廷音楽―牛弘の楽制改革;隋王朝の宮廷音楽―懸鐘磬の法 ほか)