内容説明
天草版『エソポのハプラス』・古活字本『伊曽保物語』・天草版『平家物語』とこれらに関係の深い文献を利用し、計量的な手法と視点を取り入れて、日本語の変遷の中での語彙の傾向や、近世における疑問表現の変遷を追究するなど、中世近世日本語の語彙と語法を明らかにしようとする。
目次
第1部 天草版『エソポのハブラス』の語彙と語法(天草版『エソポのハブラス』の自立語の語彙;天草版『エソポのハブラス』・天草版『平家物語』の語彙の豊富さ、類似度、偏り;天草版『エソポのハブラス』の助動詞の語彙と語法;天草版『エソポのハブラス』の助詞の語彙と語法)
第2部 古活字本『伊曽保物語』・『教訓近道』の疑問表現(古活字本『伊曽保物語』の疑問詞疑問文;古活字本『伊曽保物語』の肯定疑問文;『教訓近道』の疑問表現―『伊曽保物語』との比較を通して)
第3部 天草版『平家物語』・天草版『エソポのハブラス』の助数詞と数詞(天草版『平家物語』の助数詞と数詞;天草版『エソポのハブラス』の助数詞と数詞)
著者等紹介
濱千代いづみ[ハマチヨイズミ]
愛知県立大学文学部卒業、岐阜聖徳学園大学大学院国際文化研究科修了。愛知県立名古屋南高等学校教諭・豊田工業高等専門学校教授・愛知県立大学講師(非常勤)を経て、岐阜聖徳学園大学教育学部教授・同大学院国際文化研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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