目次
「句あるべくも花なき国に客となり」
「春はものゝ句になり易し京の町」
「手向くべき線香もなくて暮の秋」
「有る程の菊抛げ入れよ棺の中」
「秋風や唐紅の咽喉仏」
「別るゝや夢一筋の天の川」
「秋の江に打ち込む杭の響かな」
「生きて仰ぐ空の高さよ赤蜻蛉」
「叩かれて昼の蚊を吐く木魚哉」
「ぶつぶつと大な田螺の不平哉」〔ほか〕
著者等紹介
鳥井正晴[トリイマサハル]
兵庫県に生まれる。早稲田大学文学部日本文学専攻卒業。関西学院大学大学院文学研究科博士課程日本文学専攻修了。現在、相愛大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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