内容説明
原碑調査に基づき、多数の画像図版を掲げながら、精緻な本文、訓読・よみ、現代語訳、注解を提示。文体考証や経文類との比較を含み、歌碑歌作者の推定、記文の背景を考究。佛足石記・佛足跡歌碑歌研究の基本書、長年にわたる研究成果の集大成。
目次
第1章 注釈篇(佛足石記文注釈;佛足跡歌碑歌注釈)
第2章 論考篇1(佛足石記文について;佛足石記文の撰述態度について―『佚西域傳』考;佛足跡歌碑歌について;佛足跡歌碑歌の用字;『涅槃經』寸考;佛足跡歌体について;「ますらを」と「もろもろ」―佛足跡歌碑歌の位相;文室真人知努の生涯;文室真人智努資料年譜)
第3章 論考篇2(語句分離方式の成立;文室真人智努の萬葉歌とその歌群―新嘗會応詔歌群考;大伴家持作品に見られる佛足跡歌体―大伴家持作の進取性;懸車寸考;出家関政寸考;『萬葉集』の「夕岫」寸考)
著者等紹介
廣岡義隆[ヒロオカヨシタカ]
1947年1月福井県おおい町に生まれる。1973年3月大阪大学大学院文学研究科修士課程修了。2004年12月博士(文学)大阪大学。2010年4月三重大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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