研究叢書
幕末・明治期における日本漢詩文の研究

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  • サイズ A5判/ページ数 317,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784757607019
  • NDC分類 919.5
  • Cコード C3395

内容説明

漢詩文は、幕末・明治期において我が国における主要な文学様式の一つであり、漢詩人たちを中心に巨大な文化圏を形成していた。近世期以降、蓄積された詩学の伝統のなかでの技術的成熟、近代という新たな社会がもたらす環境の変化、様々な要素が複雑に絡み合うこの時期の漢文学の動向を、数多くの新資料を用いて読み解く。

目次

第1部 幕末・明治期の社会と漢詩文文化(漢文による歴史人物批評―幕末昌平黌関係者の作品を中心に;明治初期の漢詩と結社―旧雨社をめぐって ほか)
第2部 幕末・明治初期における漢詩の潮流と漢詩壇の動向(性霊論以降の漢詩世界―近世後期の日本漢詩をどう捉えるか;幕末京坂の漢詩壇―広瀬旭荘・柴秋村・河野鉄兜 ほか)
第3部 森槐南と新世代の漢詩人たち(幕末・明治初期の艶体詩―森春涛・槐南一派の詩風をめぐって;漢詩における明治調―森槐南と国分青〓(がい) ほか)
第4部 野口寧斎の生涯と文学(野口家一族と幕末の文人社会―寧斎の祖父良陽・父松陽について;野口寧斎の前半生 ほか)

著者等紹介

合山林太郎[ゴウヤマリンタロウ]
1977年、福岡県生。東京大学大学院博士課程修了。日本漢文学専攻(幕末・明治期)。現在、大阪大学専任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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