内容説明
アーツマネジメントによる世直し。「アート」で社会は変えられるか。著者は、日本やアジア各地の被災地、限界集落、スラムなどに赴き、困難を抱えるコミュニティで活躍するアーティストの姿を捉え、アートの持つ人々を繋げる力がコミュニティを再生し、元気になる現場に立ち会う。アジア型アーツマネジメントの構想と実践。
目次
序章 甦ったコミュニティ
第1章 障がいを通して
第2章 地域を開く
第3章 病院を変える
第4章 伝統的社会の知恵
第5章 災害からの再生
第6章 ポスト・コロニアルの地で
第7章 多様性に寛容なコミュニティへ
第8章 アジア型アーツマネジメントの理論へ向けて
終章 震災のかなたへ
著者等紹介
中川眞[ナカガワシン]
アジアの民族音楽、サウンドスケープ等を研究する傍ら、ガムラン演奏家として活躍。著書『平安京 音の宇宙』(平凡社)でサントリー学芸賞、京都音楽賞、小泉文夫音楽賞、現代音楽の活動で京都府文化賞、アーツマネジメントの成果で日本都市計画家協会賞特別賞(共同)を受賞。現職は大阪市立大学大学院文学研究科教授。インドネシア芸術大学、チュラロンコーン大学(タイ)の客員教授も務める。1951年奈良県生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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