内容説明
明和・安永期の京都俳諧は、元禄の蕉風とは趣を異にする。太祗・嘯山・随古らは、かなり気楽に連句をたのしんで付けすすんでいる。本書の論講の対象には、京都にちなみある優れた作品で、まだ注解のないものとして『平安二十歌仙』が選ばれた。
目次
『平安二十歌仙』本文―付・月花・四季・恋の句
月花一覧
月花・四季・恋の句一覧
『平安二十歌仙』輪講(明和三丙戌年十一月十八日・葎亭会;明和三丙戌年臘八・長松下会;明和四丁亥年正月廿三日・長松下会;明和四丁亥年二月九日・不夜庵会;明和四丁亥年二月九日・不夜庵会;明和四丁亥年二月廿二日・長松下会 ほか)