内容説明
大阪文化の育成や子供の福祉を追及した志賀の近代社会福祉の構築を今日的視点から検証するために新たな史料と研究視角からアプローチ、信仰に裏づけられた使命感と社会学的思想を駆使して山積する諸課題に挑戦した志賀の足跡をたどる。
目次
温故知新―社会福祉と地域福祉の原点をみる
志賀志那人の生涯と社会事業実践の思想
社会福祉史からみた「北市民館」の位置
志賀志那人の思想的発展と愛隣信用組合
北市民館保育組合における母親の協同と郊外保育
芸術化への意志―浪花節改良をめぐる実践と志賀志那人
『子供の世紀』と児童愛護連盟
北市民館と大正デモクラシー
社会事業施設としての北市民館の建築的特色
志賀の市民館運営とそのネットワーク
父を語る
著者等紹介
右田紀久惠[ウダキクエ]
1931年生。大阪市立大学卒。学術博士。大阪市社会福祉研修・情報センター所長。大阪府立大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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