内容説明
読み本系『平家物語』に初めての詳注。語り本系に比べ、古態を多くとどめる四部合戦状本を、原文・書き下しの双方の形で提示する。同時に、諸本を比較して物語の原形に迫りつつ、これまでの研究を歴史学などの隣接諸学を含めて通観しつつ、現在の最高水準の注釈を目指す。
目次
元暦元年年頭記事
宇治川(1 東国勢名寄)
宇治川(2 佐々木梶原先陣争い)
生ずきの沙汰
義経院参
河原合戦
木曽最期(1 義仲・兼平の出会い)
木曽最期(2 義仲・兼平討たれ)
樋口次郎降人に成る事
師家、摂政を止められたまふ事〔ほか〕
著者等紹介
早川厚一[ハヤカワコウイチ]
昭和23年(1948)生。名古屋学院大学教授
佐伯真一[サエキシンイチ]
昭和28年(1953)生。青山学院大学教授
生形貴重[ウブカタタカシゲ]
昭和24年(1949)生。千里金蘭大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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