内容説明
本書は、「効率」だけでなく「民主制」の実現にも取り組まなければ存続・発展できなくなった地域社会からの要請に応え、三重県の行政システム改革により新たに構築された行政システムを分析することで、地方分権時代の地方政府のあり方を展望するものである。
目次
第1章 行政システム改革の分析枠組
第2章 三重県の行政システム改革と環境の変化
第3章 中央集権型システムの行政改革(田川県政下の行政改革)
第4章 地方分権型行政システム構築に向けた行政改革(北川県政下の行政システム改革)
第5章 行政システム改革と地方政府の存在価値の実現
第6章 未完の人事管理制度改革とインセンティブ問題
第7章 結びにかえて―三重県の新しい行政システムと行政システム改革の今後の課題
著者等紹介
吉村裕之[ヨシムラヒロユキ]
1947年三重県に生まれる。1971年関西学院大学経済学部卒業、三重県庁入庁。1994年名古屋市立大学大学院経済学研究科修士課程修了。2002年松阪大学大学院政策科学研究科博士課程修了。2003年博士(政策科学)学位取得。三重県政策開発研修センター教授、三重中京大学地域研究所研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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