目次
「枚」と「牧」の通用―「牧夫」は「ひらぶ」
上代の表記とことば―「参」字をめぐって
善珠『因明論疏明燈抄』所引『玉篇』佚文攷
天理図書館蔵『大和物語』四種の平仮名連彫活字
書き手の意識
観智院本『類聚名義抄』における異体字の記載形式
擬似漢文の展相
「〓(そう)」から「急」へ―イソグ訓変遷の環境
『一之富当願』の仮名遣い―「い・ひ・ゐ」「え・へ・ゑ」の仮名遣いを中心に
『坊っちやん』原稿に現れた漱石の手書きルールについての覚え書き
漱石の特徴的なあて字―字音的・字訓的表記と意味的表記との混交
一九六五~七五年度頃の略字