内容説明
戦時下、西鶴の作品に取材し、ひたすら書き綴られた『新釈諸国噺』。はたして、その真意とは…特輯・『新釈諸国噺』。資料紹介・木村庄助日記と「パンドラの匣」「雲雀の声」の関連を論究。太宰治ビブリオグラフィー1998収載。
目次
作品論―特輯・「新釈諸国噺」(「貧の意地」論;「猿塚」―“代行”と“代用”、喪失と解放;「裸川」論―メディアとの相関 ほか)
資料紹介(太宰治『パンドラの匣』の背景―木村庄助日記と「雲雀の声」;太宰治ビブリオグラフィー―一九九八)
作家論(織田作之助と太宰治;田中英光と太宰治;太宰治と聖書―一九四二・四三年を中心に ほか)
著者等紹介
山内祥史[ヤマノウチショウシ]
神戸海星女子学院大学教授
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