内容説明
巻頭に会津八一と吉野秀雄といふ稀有の師弟について、その親交の実像を概説した。巻末には会津八一を思ひながら古京長安(西安)をたづねた紀行の歌文集を載せた。本書の中核は、吉野秀雄『鹿鳴集歌解』の拾遺に相当している。すなわち『鹿鳴集』の中から旅の歌(山中高歌、放浪〓草、望郷、旅愁)をぬき出し、その百首に加へた評釈解説である。
目次
第1章 会津八一と吉野秀雄
第2章 山中高歌
第3章 放浪〓草
第4章 望郷
第5章 旅愁
第6章 西安旅情の歌
著者等紹介
山崎馨[ヤマザキカオル]
通称、方靖。昭和2年(1927)4月東京神田に出生。昭和26年(1951)3月東京大学文学部卒業。現在、神戸大学名誉教授、神戸親和女子大学元学長。飛鳥古京を守る会会長
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