内容説明
商業都市大阪の地で、明治から昭和のまさに文壇絵巻の中心にいた実業家。文学史上半ば忘れ去られた人物に脚光を当て、関西という土地と文学との関係を問い直す。
目次
第1部 小林天眠をめぐる人物ネットワーク(永井荷風・中村春雨・広津柳浪;『よしあし草』と『関西文学』の時代;天佑社の時代・金尾文淵堂との関係 ほか)
第2部 小林天眠の文学(作品集『四十とせ前』について;『四十とせ前』に収録されなかった作品群について;『毛布五十年』という営為)
第3部 小林天眠の周辺(天佑社の本写真と解説(一三点)
関連出版物について
京都府立総合資料館「天眠文庫」について ほか)
著者等紹介
真銅正宏[シンドウマサヒロ]
1962年、大阪府生。神戸大学大学院文化学研究科博士課程単位取得退学。徳島大学総合科学部を経て、現在、同志社大学文学部教授
田口道昭[タグチミチアキ]
1963年、岐阜県生。立命館大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。現在、神戸山手女子短期大学助教授
檀原みすず[ダンバラミスズ]
1953年、大阪府生。大阪大学大学院文学研究科博士課程単位取得。現在、大阪樟蔭女子大学学芸学部助教授
増田周子[マスダチカコ]
1968年、福岡県生。関西大学大学院博士後期課程単位取得退学。博士(文学)。徳島大学総合科学部講師を経て、現在、関西大学助教授
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