内容説明
本書は、古典文学の範囲を室町時代までと限定して、古典文学を理解するうえで不可欠の八十八の重要項目を設定し、テーマ別にポイントを絞って論述する。そのほとんどは具体的な作品、作者など固有名詞のものに限定している。とくに文学作品の場合は、極力具体的に作品の世界に分け入って、読解、鑑賞を試みることにより、その作品の本質に迫る。人物についても、作品の場合と同様に、当該人物の文学的営為とからませることによって、その人物の特質を把握し、文化史の側面にも及ぶように配慮した。
目次
文字の受容と使用
古事記
日本書紀
風土記
古代歌謡
万葉集
額田王
柿本人麻呂
山部赤人と山上憶良
大伴家持〔ほか〕
著者等紹介
三村晃功[ミムラテルノリ]
京都光華女子大学教授
寺川真知夫[テラカワマチオ]
同志社女子大学教授
広田哲通[ヒロタテツミチ]
大阪女子大学教授
本間洋一[ホンマヨウイチ]
同志社女子大学教授
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