上方文庫<br> 淀川の文化と文学

上方文庫
淀川の文化と文学

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  • サイズ B6判/ページ数 270p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784757601338
  • NDC分類 910.2
  • Cコード C0395

内容説明

源を琵琶湖に発し、大阪府を大きく二つに分けて流れる大河淀川が、悠久の流れのなかに育んできた流域の歴史・文化・文学をテーマとした論考11篇と、自然の淀川のみでなく、淀川を往来した人々の流れを視野に入れた意欲的な淀川年表とを収めた。また興味深いテーマのコラムを配するなど、淀川をより身近に感じてもらえるよう工夫した。内容は、同学の所在地に近接する地域の古跡を広くたどった概説を巻頭に、総説としての「川の文化・川の文学」をおき、以降時代を追って、淀川の文化と文学に関する論が展開されている。

目次

第1章 淀川流域の史跡と伝承
第2章 川の文化・川の文学―境界としての川
第3章 上代の「淀川」
第4章 『土佐日記』に見る「淀川」
第5章 『高倉院厳島御幸記』の水路
第6章 淀川のぼりくだり―旅と文学
第7章 蕪村の淀川
第8章 落語「三十石」に見る淀川の文化
第9章 緒方洪庵適塾の蘭学―『扶氏経験遺訓』の漢字とことば
第10章 大谷是空の「浪花雑記」―明治の大阪と文学の記録
第11章 「淀川べりの農村」豊里との縁―川端文学のひとつのトポス

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

わ!

0
面白い!土佐日記に出てくる「よどがわ」の話なども載っている。たしかに京都へ向かう水路でもあった「よどがわ」なので、いろいろな文献に登場して当たり前なのかもしれない…が、それを集めて調べるなどという本は初めて読んだ。淀川は昔、澱川と書いたようだ。私が持っている、明治時代の地図でも記述は澱川となっている。澱んでいたから澱川なのかもしれないが、淀川と書くのと、澱川と書くのでは、字面から受ける印象がかなり違う。2019/05/18

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