内容説明
25回連続当選「憲政の神様」尾崎行雄の選挙は、選挙民の手弁当によって行われた世界に誇れる理想選挙であった。その実体を初めて明らかにし、現在の日本の政治に警鐘を鳴らす。政治家も有権者も政治の原点に帰って、21世紀の政治を考えよう。
目次
1 私はなぜ尾崎行雄にこだわるか
2 尾崎行雄はどんな政治家であったか―その生涯から
3 日本の選挙の問題点と咢堂選挙
4 尾崎行雄の選挙の足跡
5 尾崎行雄の選挙を支えた人々
6 尾崎行雄の有権者への警鐘
7 21世紀日本の民主主義の危機と咢堂精神
著者等紹介
阪上順夫[サカガミノブオ]
1932年東京に生れる。東京教育大学文学部法律政治学科卒業、東京都立大学大学院博士修士課程修了(政治学専攻)。教育学博士(筑波大学)。国立国会図書館、埼玉大学を経て東京学芸大学教授(1996年定年退官)、1975-6年英国エセックス大学に文部省在外研究員。現在、松阪大学政策学部教授、東京学芸大学名誉教授。中央選挙管理会委員、尾崎行雄記念財団理事、日本政治総合研究所運営委員、日本公民教育学会顧問、日本社会科教育学会顧問、全国疎開学童連絡協議会会長、松阪まちづくりセンター理事長
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