内容説明
『世話早学文』は、歌によって、日用の漢語とそれを構成する漢字の音訓、さらにその真行草の三体を覚えるように工夫された、近世後期の幼学書のひとつである。泉州の地方出版であり、往来物、幼学書の地方出版という文化的な面や、その方言的な要素から近世後期の関西方言の資料としての面も興味深い。影印・翻刻に加え、見出し語索引を付す。
目次
影印『世話早学文』
翻刻『世話早学文』
解説
著者等紹介
乾善彦[イヌイヨシヒコ]
1956年奈良県生まれ。1987年大阪市立大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。帝塚山学院大学講師、助教授を経て、現在、大阪女子大学人文社会学部教授
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