内容説明
本論集は三つの柱からなる。「原論」「方法論」「記述」の三つである。そして、この三者の緊密な響き合いの上に、現時点での「方言語彙論の方法」が開示される。
目次
原論(方言語彙論についての一視点―『生活語彙の基礎的研究』を手がかりとして;語彙連関の記述と“世界像”の比較―“てぬぐい・タオル…”類を例に;造語の場・時と語構造 ほか)
方法論(山口県宇部方言の語彙;方言類語辞典の方法―愛知県地方語を例にして;方言の語彙分析 ほか)
記述(生活語の分野語彙ネットワーク;新潟県方言の対称代名詞語彙;養蚕語彙の研究―意味分野“蚕”“桑”“繭”の造語法をめぐって ほか)