内容説明
昭和四十年代以降の『万葉集』研究を振り返り、その成果を集約するとともに、新しい展開の方向性を示すシリーズ。歌人ごとに作品を見てゆくかたちで各巻を編成した。
目次
大伴旅人論
旅人の吉野讃歌
旅人の望郷歌
旅人の讃酒歌と憶良の罷宴歌
旅人の亡妻挽歌
巻四の旅人関係歌
旅人の報凶問歌
龍の馬の贈答歌
日本琴の歌
梅花の歌三十二首〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
HH2020
5
◎ たかが元号が変わるくらいで何をそんなにばか騒ぎしているんだと冷やかにみていたが、いざ「令和」と発表されその由来が示されるや俄然身を乗り出した。なに、万葉集?大宰府?大伴旅人?我が地元福岡縁じゃあないかい!早速図書館に行き、手当たり次第にかき集め調査開始。万葉仮名の原文に近いものからわかりやすい口語訳のもの、32首の感性だけを取り上げたものから「序」の解釈に重点を置いたものまで様々だ。まあ該当部分の拾い読みに過ぎないがそれでもいっぱしの梅花歌通になった気分だ。1300年前の出来事がありありと目に浮かぶ。2019/04/08
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